2017/08/28

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今、日本女性に増えている乳がん。
最近では日本人女性の
12人に1人が乳がんにかかる
※出典:日本対がん協会「乳がんの基礎知識」 http://www.jcancer.jp/about_cancer_and_checkup/%e5%90%84%e7%a8%ae%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%ae%e5%9f%ba%e7%a4%8e%e7%9f%a5%e8%ad%98/%e4%b9%b3%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%ae%e5%9f%ba%e7%a4%8e%e7%9f%a5%e8%ad%98
という計算が出ています。
若年化が進み30代で罹患する方も増えていて、女性なら誰もが他人事とはいえない怖い病気です。
「自分に限っては大丈夫♪」という根拠のない自信は捨てて、自分のためにも愛する家族のためにも、定期的に健診を受けることが大切ですよね。
この記事では、気になる乳がん検診の種類や費用について詳しくお伝えしていきたいと思います。
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超音波・マンモグラフィ‥自分に向いているのはどっち?
乳がん検診を受けたことがない方にとって、検診は敷居が高いもの。
費用はいくらくらい?どんな方法があるの?などなど気になるところですよね!
乳がん検診といっても問診・視触診から、マンモグラフィ、超音波(エコー)など数種類の検査があり、自分の年齢に合った検診を選ぶことが大切です。
また、検診によってメリットやデメリットがあるので、ぜひ最後までご覧になって検診を受ける際の参考にしてくださいね!
○超音波検診(エコー)
★メリット
・触診では判別しにくいしこりを発見できる
・被爆の心配がない
・乳腺の発達している若い患者でも発見できる。
・検査結果がすぐにわかる
☆デメリット
・微細な石灰化の段階の腫瘍は発見しにくい
・検査を行う医師や技師の能力が必要
○マンモグラフィ検診
★メリット
・広範囲に読影が可能で、微細な石灰化の段階の腫瘍を発見することが可能、早期発見に適している
・手では認識できないしこりを発見できる
・以前のX線撮影との比較が容易にできる
☆デメリット
・被爆の心配(被爆量はごくわずか)がある
・乳房を圧迫版で挟んで検診するので痛みがある
・若い患者には不向き(若い女性は乳腺が多く、がんと乳腺が判別しにくいため)
・妊娠の可能性のある人や妊娠中・授乳中の患者は受診できない
○視触診
職域検診など多くの検診で実施されており手軽に受けられますが、ある程度の大きさのしこりでないと判別することができず、早期発見が難しいのがデメリットです。
以上のことから、20代~30代の方はマンモグラフィより超音波(エコー)が適しているといえるでしょう。
40代以上の方は、マンモグラフィのみ、もしくは超音波検査を並行して行うとより確実な検査ができます。
親子・姉妹に乳がんの方がいる場合は、年齢にかかわらず超音波検診とマンモグラフィを毎年受けることをオススメします!
検診は1年~2年に1回を目安に受けましょう。
気になる費用は?
乳がん検診にかかる費用は、検査内容や年齢などによって変わってきます。
厚生労働省では、各市区町村に対し、40歳以上の女性が2年に1回乳がん検診を受けられるように指針を示しています。
40歳以上の方には、検診の費用を一部負担してくれる自治体が増えてきているので、検診を受ける前に確認するようにしましょう。
また現在は、年齢によっては自治体から乳がん検診の無料クーポン券が配布されるようになっています。
自治体によっては、40歳以下の方にも安価で検診が受けられる通知が届く地域もあるので、そういったサポートをうまく利用して、定期健診を忘れず受けるようにしたいですね!
自治体が行っている検診の場合、1,000円前後の自己負担で受けられるところが多いようです。
もし全額自己負担で受診する場合、マンモグラフィは5,000円前後、超音波検査は3,500円前後の費用がかかります。
医療機関によっても変わってきますので、あくまで目安として事前に確認しておくといいですね!
まとめ
がんというととても恐ろしい病気のように思えますが、乳がんは早期発見で適切な治療が受けられれば9割の人が治る病気といわれています。
「時間がないから」と後回しにせず、自分の体を守るため、愛する人を悲しませないためにも、定期健診は欠かさず受けましょう!
Written by AYA